生理前で黄体ホルモンが蠕動運動を抑制したために便秘になった女性

最近お通じがないと思ったら、生理前だった。
そんな経験をしたことはありませんか?

実は、生理前には便秘になりやすい理由があるのです。
そのメカニズムを紹介したいと思います。


生理前の黄体ホルモンがお通じに悪影響

女性の生理(月経)をコントロールしているのは、主に「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」です。

  • 卵胞ホルモン(エストロゲン)
  • 月経から排卵までの期間に活発に分泌される。

  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)
  • 排卵から月経までの期間に活発に分泌される。



お通じに影響を与えるのは、黄体ホルモンです。

黄体ホルモンには、大腸が行う蠕動(ぜんどう)運動を抑える働きがあります。
さらに大腸に長く留まった便は、大腸に水分を吸収されてしまうため、カチカチに堅くなってしまい排出し辛い状態になってしまうのです。

これらのことから、黄体ホルモンが活発に分泌される排卵から月経までの期間(生理前)は、お通じの調子が悪くなってしまうのです。

蠕動運動とは?

そもそも、蠕動(ぜんどう)運動とは何か?と疑問を持たれる方もいると思いますので、簡単に説明します。

蠕動運動とは「排泄を促す大腸の働き」の事です。
食道から直腸までの消化管の収縮運動のことで、この運動によって便は体外に排出されます。

裏を返せば、黄体ホルモンによって、この運動が抑えられると便が大腸に留まり続けます。
そして、便はドンドン水分を失って排泄し辛い状況になるという悪循環に陥っていくのです。

生理前の蠕動運動を活発化するには

では、生理前の蠕動運動を活発化するためにはどうすれば良いかですが、
食物繊維を摂りましょう!

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり効果も様々です。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維はその名の通り、水に溶けにくい食物繊維のことで、インゲン豆、おから、あずきに多く含まれています。

この食物繊維は、腸を通過するときに、腸内を刺激して蠕動運動を促してくれます。
さらに体内を移動中に水分を含んで大きくなるため、便のかさ増しと、便に水分を与えて柔らかく排便しやすい状態にしてくれる働きがあります。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、反対に水に溶けやすい食物繊維で、エシャロット、にんにく、ゆずに多く含まれています。

こちらの食物繊維は乳酸菌のエサになるので、摂取することで腸内細菌が活性化します。
腸内細菌が活性化(腸内フローラが充実)することで、美容や健康への効果も期待できます。

また、水溶性食物繊維は粘り気のある成分のため、体内の有害物質を絡めとって体外に排出してくる働きもあります。

まとめ(生理前の便秘について)

生理前の便秘に悩まされる女性は多く、心配されている方も沢山いると思いますが、病気ではなく生理現象なのでご安心ください。

生理前は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌により、蠕動運動が抑制されるため、食物繊維を摂ってお通じ対策をしましょう。

不溶性は野菜や豆類、水溶性は果物やイモ類に多く含まれるので、手の届きやすい食材で食物繊維を摂ってくださいね。
摂取する比率は「不溶性:水溶性=2:1」が良いとされているので参考にしてください。


⇒ 便秘を即効解消するサプリメント・健康食品ランキング!

⇒ 生理の便秘体験談はコチラ!